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TOKYO SAKE OF VALUE

レダイグ10年700ml【スコッチウイスキー】

レダイグ10年700ml【スコッチウイスキー】

通常価格 ¥7,298
通常価格 セール価格 ¥7,298
セール 売り切れ
税込


原産国

スコットランド アイランド マル島
設立 1798年
内容量 700ml
アルコール度数 46.3%
スペック シングルモルトウイスキー


商品説明

レダイグがつくられているトバモリー蒸溜所は漁港に面して建てられています。「レダイグ」とはゲール語で「安全な港」という意味。まさに浜辺の先端に建つ蒸溜所ならではのネーミングですね。創業は1798年。もともとはビール醸造所として海運業を営んでいたジョン・シンクレア氏によって建設されました。ちなみに設立時の名称はトバモリーではなく「レダイグ」と名乗っていました。これは醸造所が建てられた場所がレダイグと呼ばれる土地だったためです。歴史を紐解くと当時はイギリスとフランスが戦争をしている最中で、穀物を確保するために新たなウイスキー蒸溜所の設立は制限されていました。従ってシンクレア氏が国に申請したウイスキー蒸溜所の建設も保留にされてしまいます。しかしおかしな話で、ビールの醸造所としての許可が下りたのです。シンクレア氏の蒸溜所はビール工場としてスタートすることになります。

 

ビール工場のレダイグは裏でウイスキーの蒸溜をガンガン行う違法蒸溜所となりました。国がこれを黙認していたのは、自らが出したおかしな条件に疑問を感じていたから…なんでしょうか。とにかく国からウイスキー蒸溜所としての許可が下りる1823年まで、表向きはビール工場として裏でウイスキーを続けました。レダイグはスコットランドでもっとも古い蒸溜所のひとつとなりますが、経営の道のりはとてつもなく厳しく、設立から実に半分の月日が閉鎖状態にあるという不遇な蒸溜所でした。

 

1837〜1878年に閉鎖。売却と統合を繰り返し、1928年から40年閉鎖。1972年に再稼働。1972年から1975年は小期間ながら再稼動し、その後再度閉鎖。1993年にバーンスチュワート社が蒸溜所を買い取るまでまたまた稼働を停止します。もともと蒸溜所の名称は「Ledaig(レダイグ)」でしたが、1970年代から「Tobermory(トバモリー)蒸溜所」と呼ばれるようになり、その多くはブレンデッドウイスキー用に使用されていました(なお、この頃のトバモリーはタリスカーやジュラなど近隣のアイランド系モルトを掛け合わせたヴァッテッドモルトのものも存在します)。シングルモルトを売り出したのはバーンスチュワート社がオーナーになってから。つまり昔トバモリー(またはレダイグ)という名前でリリースされていたボトルはヴァッテッドモルトの可能性が高い…ということになります。昔のトバモリーからはピートがしっかりと感じられるボトルが多く存在するのはこのためですね。

 

ウイスキー需要の高まりから1970年代に3年ほど稼働したトバモリー蒸留所ですが、低迷期だった当時、現在のようにピーテッドとノンピートによるブランドの棲み分けができず、ちぐはぐで風味にばらつきがあるブランドでした。だから評価も低く、他蒸溜所のように伝説的なオールドボトルはありません。このネガティブな要素をバーンスチュワート社が設備投資を繰り返し行って改善し、現在のトバモリーやレダイグの優れた風味を生み出していきました。色々と紆余曲折はあったのものの、現在は

  • トバモリー=ノンピート
  • レダイグ=ピーテッドモルト

という棲み分けでしっかりとブランディングされています。ちなみに現在リリースされている「レダイグ」シリーズは2000年に入ってから発売されたものです。

 

レダイグに使われる麦芽のフェノール値は35ppm。これはラフロイグやラガヴーリンなどと同値で、麦芽自身にハーブや柑橘を彷彿させる風味を持っています。ピート焚きした大麦はアイラのポートエレンでつくられたものが使用されています。蒸溜所は年間約100万ℓのスピリッツの生産が可能ですが、この数年はそれを少し下回り現在の年間生産量は約80万ℓ程度。トバモリーとレダイグはほぼ均等に造られているので、それぞれ40万ℓ程度となります。

 

レダイグを知るにはまずこれを飲むべしという、スタンダードボトルです。香りはややワクシーでピーティー。磯場で海藻を焼いたようなスモークとレモンピール。シダ、腐葉土のような土っぽさと松ヤニ。味わいはアルコールの刺激がスモーク香とともに一気に広がりレモンの柑橘系、うっすらとシトラスとミント、後からバニラアイスやクッキー様のほんのりとした甘味が感じられます。フィニッシュには貝の出汁、ホワイトペッパーやクローブ。ドライからスイートに変化する余韻が楽しい。オイリーでいて、10年とは思えないしっかりとした骨格が特徴。アイラモルトとは異なるアイランド系の無骨なスモーク香を味わえる男らしいボトルです。

 

 

 

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